主な要望

2019年初め、国会議員、市民社会、民間セクター、学界関係者など、様々な立場からユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を推進する人々が、国連UHCハイレベル会合に先立ってリーダーたちに呼びかけました。これを通じUHCの主な要望(キーアスク)が作られ、歴史上、健康についてもっとも野心的で包括的な政治宣言に大きな影響を与えています。

本年度の「有言実行(約束を守ろう)」キャンペーンにおいても、私たちの提示する主な要望は変わりません。

保健医療にとどまらず政治的リーダーシップにコミットする
政治指導者は、人生のすべての段階において健康な生活とウェルビーイング(福祉、幸福)を実現することを、社会契約としてコミットしよう。

誰一人取り残さない
金銭的な保証も含め、すべての人が平等に質の高い保健医療サービスを受けられるようにしよう。

規制と法制化
人々の保健医療ニーズに応えられる力をもつしっかりとした法律と規制のしくみを整備しよう。

保健医療ケアの質の保持
人々とコミュニティが信頼できる、質の高い保健医療システムを構築しよう。

投資を増やし、改善をめざす
公共投資を維持し、それぞれの保健医療への投資を均等にしよう。

共に活動する
複数の利害関係者(ステークホルダー)が携わる仕組みを作り、社会全体を巻き込んで人々がより健康になる活動をしよう。