日本のUHCに関する取組み

日本におけるUHC

 日本のUHCへの歩みは1927年に一部の被用者に対する公的保険制度を導入することで始まりました。その後、徐々に被保険者の範囲を広げ、1961年4月に国民健康保険法が全面的に改正され、すべての国民が加入する公的医療保険が確立しました。その後、一県一医大構想が1973年に閣議決定され、当時医学部のなかった県に医科大学(医学部)を設置することが示されました。このように国民皆保険制度に加えて、保健医療へのアクセスを改善し、早期にUHCを達成したことが、日本の世界有数の健康寿命につながったといえます。

 

日本の、世界におけるUHCに関する取組み

2016年、G7伊勢志摩サミット・G7神戸保健大臣会合において、日本は、G7として初めて首脳級の会談でUHCの推進を主要テーマに設定し、国際社会・国際機関と連携して、アフリカ、アジア等でのUHCの確立を支援すること、さらに国際的議論において主導的な役割を果たしていくことを表明しました。

参考:国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160313.pdf

2017年12月に日本政府がWHOや世界銀行と共催した「UHCフォーラム2017」では、安倍晋三内閣総理大臣の他、グテーレス国連事務総長、テドロスWHO事務局長、キム世界銀行総裁が出席したほか、30か国以上の政府高官や国際機関等の代表や専門家が集まり、各国におけるUHC推進に向けた議論が行われました。加藤厚生労働大臣は「UHC実現に向けた取組の加速」と題したスピーチの中で、2030年までにUHCを達成すべく、各国レベルでの国際機関等の援助機関の協調を呼びかけ、各国の実践と経験の情報共有を促進することが世界の健康に大きく貢献する旨発言しました。

参考:UHCフォーラム2017「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)東京宣言: UHC実現に向けた取組の加速」http://universalhealthcoverageday.org/forum/

2019年6月のG20大阪サミットにあわせて、6月に財務大臣・保健大臣合同セッションがG20で初めて開催され、UHCファイナンスの重要性について議論されました。そして「途上国におけるUHCファイナンス強化の重要性に関するG20共通理解」をとりまとめ、G20大阪サミットにおいてもこの共通理解が確認されました。また、10月にはG20岡山保健大臣会合が開催され、そこで採択された大臣宣言では、2030年のUHC達成に向けた貢献そのための各種政策の方向性が合意されました。

参考G20岡山保健大臣会合特設サイト 開催結果 G20財務大臣・保健大臣合同セッション
https://g20-meeting2019.mhlw.go.jp/health/jp/finance_and_health_ministers_session_outcome.html

G20大阪サミット(令和元年6月28日~29日)https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003217.html

G20岡山保健大臣会合特設サイト 開催結果 G20保健大臣会合
https://g20-meeting2019.mhlw.go.jp/health/jp/g20_hmm_session_outcome.html

出典:厚生労働省ホームページ